「波のなかの砂 プロセスの海」 光田 ゆり氏のテキストの公開を始めました

以前、私と平田とで10年間小さく活動してきたユニット「Aesthetic Life」は終わりにすることをお伝えしました。その活動の中でも大きな成果としては、2年前2017年の6月に東京都美術館の企画公募として行われたこの「海のプロセス−言葉をめぐる地図(アトラス)」でしょうか。

このたび、光田ゆりさんが記録集に寄せてくださったテキスト「波のなかの砂 プロセスの海」をウェブ上でも公開させていただけることになりました。これは本当に素敵な文章で、皆様にもぜひお読みいただければと思います。ウェブ上ではスマホで読まれることを前提にテキストを4分割し、記録集で使われた坂田峰夫さん撮影の写真を添えてページ構成しています。

「海の中の砂 プロセスの海」 光田ゆり

光田さんのテキストについて少しだけご紹介させていただくと、私たちの「海のプロセス」の展示から「プロセス」という概念を描出し、作品を見る「目」が会場を移動するさまを、繊細な質感と手触りを持ったうつくしい言葉で綴った「美術批評」(ご本人は「美術評論」とおっしゃっていますが)の傑作です。この場をお借りし御礼申し上げます。

それから、平田・中根の近況として、昨年夏に川口の旧田中家住宅に出品した作品をまとめた小冊子の制作を進めております。これがユニット最後の活動になります。どうぞ(小さく)ご期待ください。また追ってお知らせいたします。

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